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(最終受付30分前)

休診:日曜・月曜・祝日

当てはまる症状、ありませんか?

口の中がネバつく感じがして話しにくい

水分の少ないものが飲み込みにくく感じる

口内炎が頻繁にできる

口の中や舌がヒリヒリ、ピリピリする

食べられるものが減った

喉がよくかわく

唇を咬みやすくなった

口の中が傷つきやすい

口臭を指摘される

むせる

ちょっとでも気になるようなら検診を

ちょっとでも気になるようなら検診を

少しでも口の中の症状で気になることがあるようでしたら、ぜひ歯科医院で検査を受けましょう。口腔機能低下症の症状は多岐にわたりトータルにとらえる必要があるため、検査で様々な項目を確認していきます。

口腔機能低下症は自分が気が付かないうちに進行します。症状のある方は勿論ですが、症状のない方でも65歳を過ぎたら定期的な検査をして早め早めのケアをお薦めします。

検査によってケアすべきポイントが明確になれば、歯科治療だけでなく、食事の際の食べ物の選定や食事の仕方、食べる際の道具のチョイスなど、食全体を考えた栄養指導、生活指導をしてもらえるはずです。また運動指導も大事になってきます。歯科だけでフォローしきれないところは、管理栄養士や理学療法士、医師、介護支援専門員などと連携をとりながら進めていきます。

まずは当院とともに考えながら、お口の機能低下をしっかりと防ぎ、回復を目指していきましょう。

口腔機能が低下すると…

口腔機能が低下すると…

口腔機能低下症が進行すると、全身的な健康が損なわれていきます。そのままにしておくと、なにより食べることが楽しくなくなり、外出も楽しくなくなって人との交流も少なくなり、いっそう外出しなくなってしまいがちです。

歯が悪くなると、噛み応えのあるものが食べられなくなり、柔らかい炭水化物を多く摂る様になります。タンパク質を多く含む肉を食べなくなり、ひいては筋力が減り、体力も弱っていきます。筋肉が落ちると日常的な動作に支障をきたし、歩いたり、階段を上るのが辛くなり、外出もさらに減っていきます。このように、お口が弱ってくることは、全身が弱ってくることに直結し、日常生活に支障をきたしてしまいかねないのです。

問題となる口腔機能の低下

  1. 口腔不潔(口腔衛生状態不良)
  2. 口腔乾燥(ドライマウス)
  3. 咬合力低下
  4. 舌口唇運動機能低下
  5. 低舌圧
  6. 咀嚼機能低下
  7. 嚥下機能低下

ドライマウス(口腔乾燥症)とは?

ドライマウス(口腔乾燥症)とは?

ドライマウスは口腔乾燥症とも呼ばれており、その名の通り、口の中が乾燥してしまう状態をいいます。近年増え続けている現代病の一つだとも言え、特に女性に多い傾向があります。また、生活習慣も大きく関係していると言われています。

ドライマウスは「ただ口が乾くだけ」と軽視されがちなのですが、放置しておくと、健康にとって様々な悪影響が現れる「万病の元」となることもあります。

口腔乾燥症(ドライマウス)はなぜ怖い?

口腔乾燥症(ドライマウス)
はなぜ怖い?

健康なお口の中というのは、唾液で潤っています。唾液には「お口の中の洗浄」「粘膜の保護」「抗菌作用」「免疫作用」「お口を中性に保つ作用」「食べ物を消化する作用」「初期虫歯を修復する作用」というような多くの大事な働きがあります。唾液が少なくなり、口腔乾燥症(ドライマウス)になると次のような悪影響が起こってきます。

  • 虫歯や歯周病のリスクが高まる
  • 口臭がひどくなる
  • 口の中に痛みを起こしやすくなる
  • ものが飲み込みづらくなり、消化も悪くなる
  • 風邪などの感染症にかかりやすくなる
  • 誤嚥性肺炎を起こしやすくなる
  • 味覚障害を起こしやすくなる

口腔乾燥症(ドライマウス)の原因

口腔乾燥症(ドライマウス)
の原因

口腔乾燥症(ドライマウス)は歳をとると起こることが多いことから「加齢現象」として、あきらめられがちですが、実は生活習慣が原因になっていることが多いと言われています。例えば次のような多くのことが原因になっていると考えられています。

  • 過剰なストレス
  • 喫煙・アルコール、カフェインの摂りすぎ
  • 薬の副作用
  • 口呼吸
  • 会話の減少
  • 糖尿病や腎不全の影響
  • 加齢現象

口腔乾燥症(ドライマウス)だと思ったら?

もしもドライマウスがなかなか改善しない場合には、一度当院へご相談ください。
当院でドライマウスの診断や治療を行います。

口腔乾燥症(ドライマウス)の治療法

口腔乾燥症(ドライマウス)
の治療法

軽度

  • 唾液腺のマッサージ
  • ガム(歯茎)マッサージ
  • 口の筋肉や舌の運動の指導・練習
  • 保湿ケア用品

中〜高度

  • 漢方
  • お薬(サリグレンなど)

それでも治らない場合には他の診療科との連携が必要になることもあります。

例えば、口呼吸が原因の場合、口が閉まりにくい出っ歯や開咬などの歯並びを矯正することで改善する場合も多くありますが、鼻炎が原因の場合には耳鼻科的な治療が必要になるでしょう。全身的な病気が原因の場合は、そちらの治療も進めなければなりません。毎日服用している薬が原因の可能性が高い場合には、投薬している医師に相談し、減薬もしくは薬の変更ができるか、確認した方が良い場合もあります。

口腔乾燥症(ドライマウス)でお悩みの方は、まず一度ご相談していただくことで、いろいろな解決法が見つかると思います。ぜひお気軽にご相談ください。

自分でできる口腔乾燥症(ドライマウス)対策

口腔乾燥症(ドライマウス)は、ちょっとした工夫をすることで改善することも可能です。「ドライマウスかな?」と思ったら次のことをためしてみるのもいいでしょう。

  • 喫煙・アルコール・カフェインを控えめにする
  • かみごたえのある物も食事に取り入れ、よく噛んで食べる(乾物など固すぎるものは避ける)
  • 鼻呼吸を心がける
  • リラックスする時間をとる(ストレスを溜めすぎない)
  • 規則正しい、健康的な生活を心がける
  • 部屋の中を乾燥させすぎない
  • なるべく喋る、歌う(顔の筋肉を使う)

口腔乾燥症(ドライマウス)対策グッズ

要介護などが理由で、ガムを噛むなどのような、自分でできる口腔乾燥症(ドライマウス)対策が難しい方の場合には、対策グッズとして、お口の保湿ケア用品を使うという方法もあります。もちろん介護される方でなくても使っていただけるようなグッズですので、気になる方は使ってみると良いでしょう。

お口の保湿ケア用品としては、スプレータイプ、ジェルタイプ、マウスウォッシュタイプなどがあります。スプレータイプは外出する時、ジェルタイプは就寝前にしっかり保湿したい時、マウスウォッシュタイプは歯磨きの後に使う、など使い分けると良いでしょう。